
ライフデザインコーチとして、手帳活用を中心に女性向けにサービス展開しておられるAさんへの、「強みの言語化・ミニセッション(30分)」。
今回、「言語化の現場そのもの」のお見せできたら、読む方の思索や創造のヒントにもなるのでは?と思い、実際のセッションの様子をご本人の承諾のもと掲載します^ ^
▼セッションを元にしたコラム
ここでは、逐語録を全公開!実際のやり取りを追ってみたい方はどうぞ!
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■強み候補の取り出し。
長岡)今日はご自身の強みや才能・独自性などの言語化ということで、特に「何」を言語化したいのか、またなぜ言語化できずにいるのか、といったあたりから教えてください。
Aさん)インスタで、自己紹介の投稿をしたくて。強みとか特徴とか、人から言われたりとかしてこういう感じかな?と何となく漠然とは思ってはいるけど、いざ投稿しようとすると、どれを伝えたら良いか、ちょっと分からないというか。自分でもわかってるところはあるけど、わかってないこともあるかなぁと思ったり。
長)うんうん。じゃあまずは「言われたことがあること」から紐解いていきましょうか。「人から言われることで、自分でも強みだなと思うこと」からまず教えてください。
Aさん)人の話をすごい真剣に聞くらしいです。外にいる自分は確かにそうかなと思う。子どもに対して自分が疲れてたらちょっと面倒くさいな、話聞いてないな…と思ったりはするけど、友達が悩んでいるとか、仕事として話を聞く時はすごい真剣に聞けているのかなって。
長)良い感じですね、どんどん出していきましょう。他には?
Aさん)安心感が与えられるって言ってもらえるかな。あと、手帳は私自身すごく好きなので、イベントやお茶などで私と会った帰り際に手帳のことがすごい気になりだすとか、手帳が買いたくなったりするみたい。
長)それは、Aさんの手帳好きに感化されて、その方も好きになったとか、その人自身の何かにアプローチができた、みたいなことですかね。クライアントさんが「手帳を使いたくなる」とか「手帳熱が上がる」みたいな感じの言葉で合ってます?
Aさん)うんうん。なんか、元々手帳を使いこなしてる人も来られるけど、結構「苦手で使えない」みたいな方が来られることが多くて。で、私が具体的な使い方をレクチャーしたりすると、実際に「私もやってみたい!」ってなる、みたいな。
長)強みに言い換えると、「手帳に苦手意識がある人も、ちょっと使いたくなったり、手帳熱が上がったりする」という感じですかね。これは特徴的なことですよね。他に何か人から言われる強みや特徴、ありますか?
Aさん)今のところはこんな感じかな。
長)では今度は、自分で自分に対して強みかなと思っていることを。うっすら思っている程度でも大丈夫です。
Aさん)えーっと・・、人と会うのは好きだけど、1人の時間がないとしんどくなるっていうのを自分ですごい自覚するようになったんで、「自分の時間を作るっていうことが言われなくてもできること」かな?
長)それは仕事に関係している強み?
Aさん)そうね、やっぱりお母さんだったりとかすると、子供のことが優先で自分の時間は作らない・作れないって人が多いから、私は結構積極的に1人になる時間を確保しようとはするから、そういう意味では仕事に共通してるかなって思う。
長)うん、パーソナリティの部分での強みって感じですよね。おっしゃる通りもちろん関連していますけどね。自分の事業活動における強みや独自性を言語化する、というのがここでの目的なので、今の「自分の時間を取れる」ことを、仕事を提供するときの強みに言い換えるとしたら、何でしょう?
Aさん)自分時間を取る、イコール、なんか…自分のことを大事にする、っていうことを自分に対してやってあげる。
長)それは自分に対して、ですよね。それをお客さんから見たらどんな良いことがあるんでしょう?お客さんが「Aさんは自分を大事にしていて、自分の時間をとっている」ということを知れました。・・・そして?
Aさん)うーん・・・。こういうふうに自分時間を作るんだなっていう、ロールモデルになることができる?
長)なるほど、それだと強みの表現になりそうですよね。仕事上で人様に見せる自分の強み、という意味で。
Aさん)そうですね。自分タイムが取れなくって、私と会った後は手帳のことをやろうと思うけど、何ヶ月かすると、結局「時間が取れませんでした」みたいな感じの人が多いんですね。どうしたら自分に向き合う時間とか手帳に何か書き込む時間が取れるかっていうところを見せるロールモデルにもなれると思う。
長)ちなみに、「ロールモデルになれる」ということと、「アドバイスができます」とか「本人ができるようにサポートできます」ということって、強みとして全く別の技能や職能になりますけど、コーチという職業ということで、アドバイス等もできる感じですか?
Aさん)そうね。「何か時間がかかっていることがあるとして、それを減らすにはどうしたら良いと思う?」みたいな話はできる。
長)前半を聞いている限りでは、自分と向き合ったり手帳を使うのが苦手な人が来て、ロールモデルである私と会うとやる気が出てくれる・その楽しい時間を一緒にする、という所がお客さんへの提供価値やギフトなんだな、という印象なんですけど、今みたいな「自分時間を取るためのアドバイスや目標達成のサポートができる人です」というところを言っていきたい感じです?
Aさん)今までは前者の「私と会うとテンション上がります!」という感じの人が多かったけど、私と会わない期間にまた元の自分に戻りましたっていうことだと、あまり変わっていないな…と思っていて。最近、ある方と個別で話をした時に、「今これだけの家事や育児で沢山のことをやっている」とおっしゃっていて、「じゃあこれを手放したらどうかな」という話ができたんです。私がこうしてるから、あなたもそうしなさい、というよりは、その人ができることを一緒に考える、ということを今後はもう少しやって行きたいかな。
長)ライフデザインコーチという肩書きからは目標達成をイメージすると思うので、今日のセッションとしては範囲外ですけど、提供内容が何なのか、という所は今後もう少し深めても良いかもしれないですね。
Aさん)やっぱり「応援したい」っていう気持ちがあるから、理想の自分になることを応援します、っていうところは自己紹介でも伝えて行っても良いかなと。
長)「ありたい理想の姿を実現することを応援できる」としておきますね。他に何か、インスタで伝えても良いかなと思っている強み、ありますか?
Aさん)結構、自分自身も頑張りすぎると言うか、あれもこれもと欲張りに全部やろうとするところがあるから、そういう似たような感じになっている人、1人で全部背負っているような人の、手放せるポイントを一緒に探す…こと。
長)なるほどです。他には?
Aさん)子どもの発達障害とか不登校とかを経験してるので、同じような状況にあるお母さんと話ができること。
長)うん、良いですね。もっとありそうです?
Aさん)一旦こんな感じかな?
■客観視とさらなる取り出し
長)はーい。では、ちょっと客観的になってみましょうか。これが自分自身のことと思いすぎると視野が狭くなりすぎるので、自分のことをよく知ってくれている友達みたいな感覚でメモを眺めてみるとどうですか?ここが1番の推しポイントだよ、とか、もっとこういう良い所があるよ!など、どんな感想が浮かぶ?
Aさん)なんか、一番最後の発達とか不登校とかは、すごいピンポイントな売りかなと思って、関係ないってことはないんだけど、幅広い「女性向け」と思うと、これだけ少し別物のように感じるかな。
長)そうですね、一番の強みとして推さなくても良いんでしょうね。では今度は、インスタを見てくれているフォロワーさんの気分になりきってみましょう。Aさんのインスタに自己紹介の投稿がUPされ他として、どの強みや特徴について話してくれていると、「へぇ、そういう人なんだ!手帳の講座に行きたい!」と思えそうです?
Aさん)まずは「手帳に苦手意識がある人も使いたくなる」かな。やっぱり苦手な人がお客さんに多いので。あとは「ありたい理想の姿を実現する」のところ。
Aさん)あと、話していてもう一つ思いついたんですけど、今まで私が色んな働き方を経験してきているから、フルタイムとか、パートで働くとか、自分のやりたいことをやるとか、そういう働き方に悩んでいるお母さんの話を聞くのはできる。
長)ふむふむ。

※セッション時のメモ
長)そろそろ時間が迫っていますが、ここまでの情報だけでも、太字部分の強みを軸に自己紹介することはできそうですね。例えば「私はフォロワーさんが『こうなりたい』と思うことを応援できることが喜びなんです。」とスタンスとしての強みを表現するのもありですし、「苦手意識がある方も、きっと手帳熱が上がりますよ」というのは分かりやすいので伝えやすそうですね。
自分にとっては普通のことかもしれないですが、それこそが強みや独自性になったりするのでね。ちなみに私も手帳大好きですしクライアントさんのゴール達成のために手帳活用のアドバイスをすることもありますけど、苦手意識がある人に教えたいなんて1mmも思わないですねぇ(笑)
Aさん)(笑)
長)…とまぁ、現時点でできる範囲での言語化はもちろん大事ですが、手帳コーチって、似た仕事をしている人が世の中に沢山いる分野ですよね。つまりは世間にニーズがあるということですけど。で、その中でAさんを選んでもらえるかどうか、となると、言葉の分野で一番考えると良いのはターゲティングだと思いました。Aさんの「お客さん」は、誰なのか?という所ですね。先に「こんな人来てほしい」もしくは「こんな人に私ってすごく喜ばれるんだ。」とクライアントさん像を明確にする。そうすると、インスタでも敢えて「こういう人達に向けて、強みなど含め自己紹介しよう」とした方がわかりやすいですよね。
Aさん)うんうん。
長)正直なところ、先ほどの2つだけだと、広すぎて他の手帳コーチと何が違うの?となりそうじゃないです?
Aさん)うん。
長)今日の中だと、むしろ「頑張り屋さんの手放しポイントを一緒に探せる」という部分は、パーソナリティと経験値が重なっていて、個人的に「Aさんっぽいな」という印象はあります。今日は30分だけなのでここまでですけど、次に考えてみるのと良いのは「今、どんなお客さんに一番喜ばれているのか」とか「今後or本当はどんなお客さんに来て欲しいのか」あたり。そこと合わせて事業自体を設計したり、自己紹介を組み立てていく、ということをやると、もっと簡単に自分の強みを見せていったりすることできるなと、事業作りの言葉の分野のアドバイスとして、参考までに。
Aさん)なるほど。(メモメモ)
長)大きなところで言うとやりたいことは「前向きに目標を持ちしながら、自分のやりたいことをやっていけるような女性を増やしたい」みたいな感じですよね。例えば、「手帳が苦手な人も、私と手帳を使ったらそうなれますよ」と自己紹介するのと、「私と手帳を通して話ををすると、頑張り屋さんがどこを手放せるかが分かって、リラックスして自分と向き合う時間が取れるようにもなりますよ」と自己紹介するのと、どちらも良いけどニュアンスが違いますよね。どう自己紹介するかを決めるのは、お客さん像。
Aさん)うん。
長)今の話を聞いてみて、あらためて今日のセッションを振り返って、今からインスタ投稿するなら、どの強みを出していくと良さそう?
Aさん)うん、やっぱり「頑張り屋さんの手放しポイントを探す」のところかな。探した上で、自分はこうありたいっていうところになれているのかっていうところを応援したい。会った後に、1週間くらいフォローとしてLINEで進捗状況を聞いたりするのもすごく楽しいので。やりっ放しではなくて、その後の追跡というか、その後も確認しながら応援していきたい。

※セッション時のメモ
長)おぉー。じゃあ、まずはこの2つを軸に一度自己紹介の投稿を作ってみては?やってみたら自分の中で進ものがすごくありそう。
Aさん)うんうんうん。
長)言語化セッションとしてはここまでになりますが、自己紹介する時、どれを書けば…という最初の課題は解消できそうです?
Aさん)なんか…インスタのプロフィールにも発達とか不登校って書いたりしてたけど…発達のこととかだけじゃなくて、頑張ってるお母さんってすごい多いなって思うんで、自分も頑張ってたし今もそうかもしれないし…
長)(察し。)こう整理したらどうです?この「頑張り屋さん」の中に、「発達や不登校の子のママ」もいるし、「働き方に悩んでいるお母さん」もいる、と。

※セッション時のメモ。最後の2つの段落を落とした状態。
Aさん)あーー。
長)自己紹介する時には「発達」とか「不登校」とかは言わなくて良いかもしれないですね、各論だから。例えば、と事例的な投稿をする時には書いたり話したりすれば良いけど。今日ポイントになっているクライアントさん像は「頑張り屋さん」というのが大きな括りですよね。
Aさん)うんうんうんうん。整理された、すごい納得感ある!その中に入るね。
長)ターゲティングも一度「頑張りたい人」というのを軸に考えてみると良いかもしれないですね。世の中には「もうこれ以上頑張りたくない、手を抜いて休みたい人」とか「夢とか目標なんていらない人」も沢山いるけど、そういう方はAさんの手帳のセッションに来ないでしょうし。でも、「本当は、もうちょっと自分のことを頑張りたいな」とか、「実は、手を抜くばかりじゃ嫌なんだよな…」みたいな人も世の中に沢山いますからね。…というふうに、届けたい人(ターゲティング)と強みの表現って、セットで深まっていくイメージ伝わります?
Aさん)うんうん。
長)そのイメージだけ持っていただければ、今日は十分なんじゃないでしょうか。
Aさん)すごい整理できた。頑張り屋さんのところ、最近なんとなくこうしていけば良いのかな…?と思ってたところが今日言語化できた感じがしました!
長)素晴らしい。自分の中に無いものは言語化できないですが、でも何かしら種のような部分を言語化できると、すごく事業フェーズとしても進むものがあるのでね。もちろん、この強みの言い方・見せ方や、この先どの強みとして切り出していくか、といったことは戦略的にいくらでも深めたり変えていけるところですので、機会あればまたサポートさせてください!
(対話履歴はここまで)
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